歯の豆知識

社員の健康のためにも事業所歯科健診をおすすめします

むし歯や歯周病は、初期の段階では、自覚症状が少ないために放置されやすく、症状が出始めると、痛みや噛む機能の障害のため勤労意欲が低下し、ひいては労働力が低下してしまいます。これでは社員や企業にとっては大きなマイナスです。

事業所単位での歯科健診は、社員の健康保持はもちろん、口臭やストレス予防のためにも大切な事業と認識されています。

歯科健診の目的

  1. 歯科疾患の早期発見
    健診により、むし歯・歯周病を早期発見することで、その後の治療が短期間で簡単に済みます。
  2. 歯を長持ちさせる
    健診、その後の治療により、口の中を健康に保つことができ、歯の寿命を延ばすことができます。
  3. 生活習慣の改善
    自分の口の中の状態を知ることによって、歯磨き習慣の見直し、あるいは歯磨きの動機付けになります。

事業所としてのメリット

  • 社員の健康管理に、十分な配慮を行っている会社として、イメージアップがはかれる
  • 労働意欲の向上、作業能率の増進
  • 遅刻・早退・欠勤の減少
  • 事故・トラブルの減少
  • 健康増進による生活習慣病の減少健康増進による生活習慣病の減少

定期的な歯科健診の大切さ

“むし歯も歯周病も自分ではわからない”

成人のお口の病気はむし歯と歯周病が大半をしめています。

成人のむし歯は、歯と歯の間にできるものが多く、鏡などを使っても見つけにくいために、大きな穴があいたり、歯肉が腫れるまで気づかないことがあります。

歯周病は中年期以降に現れることの多い病気ですが、原因は青年期に作られます。硬いものを噛むと痛む、歯がぐらぐらする、歯肉がよく腫れるなどの症状がでてきてからでは治療が大変です。

むし歯も歯周病も、自覚症状がない早い時期に発見できれば、簡単な治療ですみます。

こういった特徴があるので、歯科では定期的な健診に大きな意味があり、かかりつけの歯医者さんをもって、定期的にお口のチェックを受けることが大切になってくるのです。

一般的に、健診は半年に一回ぐらいの間隔が標準ですが、人によってむし歯や歯周病のなりやすさが違いますので、かかりつけの歯医者さんに相談して、定期健診の間隔を決めることが大切でしょう。